尾瀬総合案内

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尾瀬の手引き

豊かな自然をたたえる尾瀬。
至仏山や燧ヶ岳など2000メートル級の頂に囲まれ、さまざまな希少な動植物の生命をはぐくむ尾瀬。遅い雪どけから秋に再び雪を迎えるまでの短い時間、そこは命あるものの活力に満ちあふれます。 色とりどりの可憐な高山植物、小さな体を震わせながら歌う小鳥たち。尾瀬はまさに天上の楽園です。
尾瀬ヶ原は東西6キロ、南北2キロメートルの広大な湿原で春から秋にかけて有名なミズバショウ、ニッコウキスゲをはじめ数多くの湿原植物によっていろどられます。
豊かな自然が残る尾瀬は、1934年に日光国立公園の一部として日本で4番目の国立公園指定をうけ、1960年には国指定特別天然記念物に、そして2005年には、ラムサール条約登録地に選ばれました。 また、2007年には日光国立公園から分離し、近隣の同じような自然環境を持つ田代・帝釈山域や会津駒ケ岳を新たに編入して尾瀬国立公園として独立しました。 国立公園の分離独立は国内初となり、釧路湿原国立公園以来20年ぶり、29番目の指定となります。
尾瀬の湿原は、1960年頃の尾瀬ブームで湿原が踏み荒らされ荒廃するなど、環境の危機に直面したこともあります。しかし、多くの人が熱心な自然保護活動を展開し、緑の回復に効果を上げてきました。 また、木道の敷設や、各山荘や公衆トイレへの浄化槽設置などのインフラ整備や、全国の観光地に先駆けて探勝者へゴミ持ち帰りを呼びかけるといった啓蒙活動を行うなど、 尾瀬は日本の環境保護活動の先駆的試みを続けてきた地域でもあります。
尾瀬はいまも、ハイカーやカメラマンなどを魅了してやまない豊かな自然の魅力をたたえています。 ルートごとに木道や標識が整備され、体力にあわせたコースを選ぶことができ、自然と人との関わりを知るうえでも、尾瀬は最適な環境です。一度、ゆっくりと訪れてみませんか。